バンコク都内の高架電車(BTS/スカイトレイン)運営を中核事業とするBTSグループ?ホールディングスは11日、2年以内に100億バーツ以上を投資する計画を発表した。車両調達などで電車事業を強化するほか、沿線不動産の開発などを行う。バンコク都庁(BMA)から運営を受託した高速バス(BRT)は15日、運行を開始する。
12日付各紙によると、キーリー会長は、サービス拡大のため車両12両を調達することを明らかにした。電車路線の延伸工事が進んでおり、来年に総延長が現在の28キロから43キロになるほか、乗客増を見込めることが理由。保有車両は34両になる。
子会社のバンコク?マス?トランジット?システム(BTSC)が手掛ける電車事業の今年の売上高は、昨年の42億バーツから8%増加すると見込む。タクシン元首相派の反独裁民主戦線(UDD)によるバンコク都心での反政府活動の影響で、運行の一時停止、時間短縮などに追い込まれたが、乗客は増えており増収は可能だと説明した。
情勢が緊迫化し、運行時間を短縮した際には、1日当たりの売り上げが通常の1,100万バーツから950万バーツに減少した。現在の1日当たりの乗客数は50万?58万人。
一方、不動産開発事業では、沿線に所有する計130億バーツ相当の土地で開発事業を行う。電車との相乗効果を見込める物件を建設し、2年以内に売り上げを計上したい考え。
電車や不動産の事業拡大資金を調達するため、来月に株主割り当てで120億バーツの増資を行う計画。
BTSは、不動産開発タナヨン(TYONG)がBTSCを買収後に社名変更して誕生した。鉄道運行、不動産開発、広告などの事業を手掛ける。
タナヨンは、大株主から株式を取得し、出資比率を0.38%から94.6%に引き上げた。株式取得費用は計400億3,500万バーツで、現金で206億5,571万バーツを支払ったほか、タナヨンの新株をBTSC株と交換した。大規模増資により、タナヨンの資本金は76億バーツから358億バーツに急増した。
■高速バスが運行
BTSCは15日、BMAから受託した高速バスの運行を開始する。当初は運賃無料。11日に正式な受託運営契約を締結した。契約期間は7年で、受注額は13億バーツ。
BRTは、道路の中央部に専用車線を設けてバスを走らせるもの。初路線はチョンノンシー?ラチャプルック間の15.9キロ。
引用元:ドラゴニカ(Dragonica) ブログ
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